父からの衝撃の告白と就職活動

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突然の父からの告白と就職活動

カメラに出会い心のリハビリが進んで約1年ぐらい経った頃
珍しく真面目な顔をした父から真剣に言われました。

正社員の仕事を探してほしい。

当時午前中は父の営む小さな書店を手伝っていたのですが
インターネットの普及を始め、コンビニの台頭や大手書店との競争などで
個人書店がどんどん潰れていってました。

父は配達も請負い、地域を周り、
信頼がないと出来ない学校関係の教材販売も行ったりと
営業も精力的に頑張っていたのですが
父の書店も日に日に苦しくなっていってました。

父は自分の私財を投じて何とか回していましたが
店を開けていると赤字が膨らんでしまう状態でした。
それはそばで見て来て一番肌で感じていたので
これ以上父には迷惑はかけられない。
私は仕事を探す事を決意しました。

因みにこの頃の私には未だ、自営業でやっていくという意識は
全くありませんでした。
まだまだ甘えたれな鼻垂れ時代でした(^◇^;)

一瞬で終了した就職活動

次に仕事をするならめちゃくちゃ好きな事をしよう

と心に決めていました。

もちろん、心を救ってくれた写真の仕事を考えました。
しかし、学校で学んだわけではなく、
独学で思うままに撮っていただけなので
直ぐに写真の仕事が出来るとは思っていませんでした。

この不況の中で初心者歓迎の会社なんて滅多に無いでしょうしね。

しかし、仕事を探し始めたら直ぐに出会ってしまいました。

「初心者歓迎」の所に。

地元の有名神社前のこじんまりとした
老舗写真館でした。

中企業で疲れ果ててしまった私には
顔と名前と共に働く人の性格まで把握出来る
個人商店がぴったりなサイズ感でした。

駄目元で応募してみたらトントンと話がまとまり、
直ぐにでも来て欲しい!と言う状態になり、
見事に正社員の就職が一発で決まったのでした。

就活を始めて1社目の出来事でした。
必要なご縁というのはあっけない程あっさりと繋がるものです。

👣過去の人生ストーリーはこちら👣

第1話デザインに興味を持ったきっかけ ~感性が一度崩壊した過去~

第2話カメラとの出会い

第3話カメラにのめり込んだのは心のリハビリでした

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